Colonoscopy
検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除できることがあります。麻酔(鎮静剤)を使った検査にも対応しています。
For you
以上のうち、一つでも当てはまる方は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けましょう。
What we see
COLONOSCOPy
大腸ポリープや大腸がんは、早期発見で治療できる病気です。
当院ではできる限り苦痛が少なく、安心している受けていただける大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行っております。

Sedation
ほとんどの方は眠りながら検査を受けることができますが、まれに体質的に鎮静剤が効きにくい方がいらっしゃいます。
薬剤の量が多くなると、心臓や呼吸に影響が出たり、無意識に暴れられて、検査を続けられなくなることがありますので、鎮静剤の使用は安全な範囲といたします。
Flow
下剤による前処置が必要になりますので、事前に診察を行い、内視鏡検査の予約、前処置の説明を行います。
普段通り内服して下さい。
夕食は消化の良い食事にして、21時までに済ませ、それ以降は透明な水分(水、お茶、スポーツドリンクなど)摂取のみにして下さい。就寝前に便通をよくする薬(センノシド2錠、便秘の強い方はラキソベロン0.5本)を服用して下さい。
ご自宅で検査4~5時間前から、下剤(ニフレックかモビプレップ)2リットル前後を数回に分けて飲みます。透明に近い液体になるまで、排便を繰り返していただきます。一定時間経ちますと排便がおさまりますので、ご出発いただき、予約時間の15分前にご来院下さい。鎮静剤を使用する場合、検査当日、車・バイク・自転車を運転しないで下さい。
来院時に前処置がしっかりできているか確認いたします。
鎮静剤を使用する場合、点滴のルートを確保し、鎮静剤を静脈投与しながら検査を行います。
検査中、必要な場合にポリープ切除、生検検査を行います。
鎮静剤を使用した場合、検査後しばらくお休みいただきます。
検査終了後に、画像を示しながら結果を説明いたします。ポリープ切除、生検検査をした場合、病理結果が10日ほどで届きますので、その頃にご来院頂き、結果を説明いたします。
After
大阪市では、市民の方を対象にがん検診を実施しており、そのうち当院では胃がん・大腸がん・前立腺がん検診を取り扱っております。対象年齢、受診できる間隔、自己負担額は検診の種類によって異なります。詳細は大阪市がん検診の案内で確認して下さい。
検診内容
免疫便潜血検査(2日法)
受診対象者
40歳以上の大阪市民(大阪市に住民登録がある)の方
※当該年度末(3月31日)時点での年齢です。
受診間隔
年度中に1回
※「年度」とは、4月1日から翌年の3月31日までです。
費用
300円
予約から受診まで
お電話で、「大阪市がん検診で大腸がん検診を受けたい」と予約して下さい。受診後に採便容器をお渡ししますので、2日分の便を採取し、ご持参下さい。当院から検査に出します。
持ち物
受診当日は、年齢と大阪市民であることを確認できるもの(マイナンバーカード、運転免許証など)をご持参下さい。
検診の結果、精密検査が必要とされた場合は、必ず精密検査を受けてください。
受診対象外となる方
以下のような自覚症状のある方は、通常の診察を受けて下さい。
大阪市がん検診の受診要件
大阪市に住民票があり、次の4項目のいずれにも該当しない方が対象です。

日本では年間15万人以上が大腸がんと診断され(全体の15%前後)、最も多いがんです。男女別ではそれぞれ二番目に多いがんです。
日本人が一生のうちに大腸がんと診断される確率は、男性10.3%、女性8.1%です。

日本では年間5万3千人以上が大腸がんで死亡しており(がん死亡全体の13.8%)、肺がんに次いで2番目に多いです。女性では最も割合が高く、男性では二番目に多い部位です。
(大腸は、結腸と直腸S状結腸移行部及び直腸を示します。昭和42年(1967年)までは直腸肛門部を含みます。)

大腸は消化管の最後尾にある1.5mから2mの長さの臓器で、主な仕事は水分を吸収して便の形を作ることです。1日最大6Lの水分を吸収できるとされています。
大腸がんは早期のものは無症状ですが、進行すると症状が出現することがあります。
右側大腸(盲腸から横行結腸まで)では、腸の中は液状であり、症状が出るとしても貧血や軽度の腹痛にとどまることが多いです。進行するとしこりで発見されることもあります。一方左側大腸(下行結腸から直腸)では、便が固形となり腸管腔が狭くなるため通過障害をきたす頻度が高くなり、排便習慣の変化(便秘、下痢)、腹痛や嘔吐の症状が出ることがあります。また肛門に近い腫瘍では血便や便柱狭小化をきたすこともあります。
【出典:国立がん研究センターがん情報サービス】
大腸の検査
①便潜血検査免疫法
便を2日採取し、腫瘍からの微小な出血を検出します。食事制限や薬剤制限は不要です。
日本では1992年より40歳以上を対象に大腸がん検診として実施されています。陽性となった場合、大腸内視鏡検査による精査が必要です。
有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン2024年度版で、便潜血検査免疫法の推奨グレードはAです。検診対象は40-74歳を推奨しますが、45歳または50歳開始も許容されます。検診間隔を1年から2年にすることも可能です。採便回数は1回法、2回法どちらでも可能です。
②大腸内視鏡検査
肛門から内視鏡を挿入し、一番奥の回盲部から直腸まで観察します。病変を採取して病理検査に出したり、前がん病変であるポリープや早期の大腸癌の切除もできます。ただし、前処置として腸管洗浄剤や下剤の服用が必要です。
有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン2024年度版で、全大腸内視鏡検査の推奨グレードはCですが、精密検査・診断方法としての重要性は変わりなく、大腸がんの診断に不可欠の検査です。
③注腸検査
肛門から細い管を挿入して造影剤と空気を入れて、大腸内をX線で撮影します。手術前や内視鏡検査ができない場合に行われることが多いです。
④大腸CT検査(CT Colonography)
肛門から専用の炭酸ガスを注入し、大腸を膨らませた状態でCTを撮影します。大腸の内側の病変を調べ、大腸の病気の発見から転移の診断まで行うことができます。大腸腫瘍が見つかった場合、大腸内視鏡検査が必要です。
⑤その他には、カプセル内視鏡、PET-CT検査、腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)などがあります。
【出典:有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン2024年度版、国立がん研究センターがん情報サービス】

大腸がんは40歳代から増加し、年齢が高くなるほど罹患率が高く、また中高年の罹患率は増加しています。

日本は世界的にみると、罹患率、死亡率とも高いのが現状です。大腸がん死亡率の経年変化の国際比較をみると、日本では1980年代はアメリカなどと比べて死亡率が低かったものの上昇傾向で、1990年代には諸外国と同じ水準に達し、その後男女とも減少していますが諸外国より減少が鈍いため、直近では最も高い水準となっています。
理由として、日本での大腸がん検診受診率が低いことに加えて、精密検査としての内視鏡検査の受診率が低いことも要因として考えられます。

実測生存率は、死因に関係なくすべての死亡を計算に含めた生存率です。大腸がんが完治しても、ほかの病気で5年以内に亡くなる場合を含みます。
病期Ⅰ期:83.1%、Ⅱ期:75.6%、Ⅲ期:68.7%、Ⅳ期:17.0%です。

ネット・サバイバルは、純粋に「がんのみが死因となる状況」を仮定して計算する方法です。大腸がんが完治し、ほかの病気で5年以内に亡くなる場合を含みません。
病期Ⅰ期:92.3%、Ⅱ期:85.5%、Ⅲ期:75.5%、Ⅳ期:18.3%です。
大腸癌の予後は比較的良好で、早期発見・治療のメリットは大きいと考えられます。早期の大腸癌では、自覚症状はほとんどないので検診を積極的に受けることが重要で、また気になる症状があれば大腸検査を受けましょう。
| リスク低下 | リスク増加 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 日本 | 世界 | 日本 | 世界 | ||
| 強固な証拠 | 確実 | — | 身体活動 | 喫煙 飲酒 | 喫煙、加工肉 アルコール飲料 体脂肪 成人期の高身長 |
| ほぼ確実 | 身体活動 | 全粒穀類 食物繊維を含む食品 乳製品 カルシウムサプリメント | 肥満 成人期の高身長 | 赤肉 | |
| 証拠が限定的 | 示唆される証拠あり (限定的な示唆) | コーヒー(女性、結腸がん) 食物繊維 カルシウム 魚由来の不飽和脂肪酸 | ビタミンCを含む食品 魚 ビタミンD マルチビタミンサプリメント | 加工肉・赤肉(女性) | でんぷんを含まない野菜の摂取不足 果物不足 ヘム鉄含有食品 |
| 結論が出ていない (データ不十分) | 日本:野菜、果物、肉(男性)、魚、穀類、牛乳、乳製品、食パターン、コーヒー(女性の直腸がん、男性)、ビタミン類、葉酸、イソフラボン、カロテノイド、脂質 世界:穀類・穀物とその製品、芋、動物性脂肪、鶏肉、魚介類、脂肪酸成分、乳製品以外のカルシウム類、砂糖添加食品、砂糖、コーヒー、お茶、カフェイン、炭水化物、総脂肪、デンプン、グリセミッックロード、グリセミックインデックス、葉酸、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンE、セレン、低脂肪、メチオニン、βカロテン、αカロテンリコペン、レチノール、摂取エネルギー、食事頻度、食パターン | ||||
世界:国際がん研究機関(IARC)や世界がん研究基金(WCRF International)による評価
日本:科学的根拠に基づくがんリスク評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究(研究班)による評価
リスク要因を避け、予防的行動をとるよう生活習慣を改善することで大腸がんのリスクを下げられる可能性があります。具体的には、たばこを吸わない、飲酒をしない、適度な体重を保つ、運動する、です。
食事については、国際的には、赤肉・加工肉を食べすぎないこと、全粒穀類や食物繊維を含む食品、乳製品、カルシウムサプリメントを摂ること、が推奨されています。しかし、日本人にとって、どのような食事が大腸がんのリスクや予防効果があるのかはまだ可能性の域を出ていません。
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