大腸内視鏡検査とは?
大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡を挿入して、直腸から盲腸までの大腸全体の内部を詳細に調べる検査です。
がんやポリープなどの病変が見つかった場合には、色素をまいたりより詳細な診断を行います。
必要に応じて組織生検(粘膜の一部を小さく採取)やポリープ切除を行い、組織が良性か悪性かを調べる検査(病理診断)を行うこともあり、前処置(腸の洗浄)が十分でない場合には詳細な検査が難しくなります。
なお組織を採取する際に通常痛みなどはありません。
大腸がんは年々増加しています。大腸がんは腫瘍性ポリープから発生することが分かっていますので、ポリープを早期発見し、取り除くことが大腸がんの予防につながります。
大腸内視鏡検査の流れについて
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問診
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当日の体調と麻酔によるアレルギーなど確認いたします。
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前処置
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- ① 大腸をきれいにする下剤2リットルを数回に分けて飲みます。
(下剤を自宅で服用していただく場合と、クリニック内で服用していただく場合があります。)
- ② 何度かトイレに通うと、液体のような薄い色の(水様便)になります。
- ③ ご希望により静脈麻酔を行います。(また腸の緊張をやわらげる薬を注射することがございます)
※より良い方法で検査を行うため検査手順に変更が生じる場合がございます。
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内視鏡検査
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大腸内視鏡検査を行います。お腹が張ってきましたら、我慢せずにおならは出してください。検査時間は約20~40分です。
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検査終了後
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麻酔をした場合は、30分ほどリカバリー室にて休憩していただきます。その後、医師より結果説明を行います。
※飲食は、検査後から可能です。組織検査をされた場合は消化の良い食事をお取りください。アルコール、香辛料などはお控えください。
※自転車やお車の運転はできるだけお控えください。