◆ 大腸内視鏡検査 ◆

COLONOSCOPIC EXAMINATION

大腸カメラ検査の流れ

 

〇事前診察

下剤による前処置が必要になりますので、事前に診察を行い、内視鏡検査の予約、前処置の説明を行います。

 

〇検査前日

普段通り内服して下さい。

夕食は消化の良い食事にして、21時までに済ませ、それ以降は透明な水分(水、お茶、スポーツドリンクなど)摂取のみにして下さい。就寝前に便通をよくする薬(センノシド2錠、便秘の強い方はラキソベロン0.5本)を服用して下さい。

 

〇検査当日

ご自宅で検査4~5時間前から、下剤(ニフレックかモビプレップ)2リットル前後を数回に分けて飲みます。透明に近い液体になるまで、排便を繰り返していただきます。一定時間経ちますと排便がおさまりますので、ご出発いただき、予約時間の15分前にご来院下さい。鎮静剤を使用する場合、検査当日、車・バイク・自転車を運転しないで下さい。来院時に前処置がしっかりできているか確認いたします。

 

鎮静剤(当院では主にミダゾラム)を使用する場合、点滴のルートを確保し、鎮静剤を静脈投与しながら検査を行います。ほとんどの方は眠りながら検査を受けることができますが、まれに体質的に鎮静剤が効きにくい方がいらっしゃいます。薬剤の量が多くなると、心臓や呼吸に影響が出たり、無意識に暴れられて、検査を続けられなくなることがありますので、鎮静剤の使用は安全な範囲といたします。

検査中、必要な場合にポリープ切除、生検検査を行います。

鎮静剤を使用した場合、検査後しばらくお休みいただきます。

検査終了後に、画像を示しながら結果を説明いたします。ポリープ切除、生検検査をした場合、病理結果が10日ほどで届きますので、その頃にご来院頂き、結果を説明いたします。

 

食事は検査後1時間たてば可能です。最初の食事は消化の良いものを少しずつとるようにして下さい。腹痛がなく体調がよければ、夕食は普段の食事を摂取できます。

ポリープ切除や生検検査をした場合、一日消化の良いものを少しずつ、よく噛んで食べて、刺激物をとらないで下さい。翌日腹痛や出血がないのを確認して、普段の食事にして下さい。ポリープ切除後1週間は飲酒、いきむような運動、(出血や腹痛に対応できない)旅行をしないで下さい。

 

○検査後の注意点

処置をした場合、出血や腹膜炎をおこす可能性があります。出血や腹痛が続く場合はご連絡下さい。

鎮静剤を使用した場合、検査当日の車・バイク・自転車を運転しないで下さい。

 

 

内視鏡機器の洗浄は、内視鏡学会が推奨する高水準消毒薬を使用していますので、安心して受けていただけます。

 

 

保険診療で3割負担の方の検査費用の概算金額です。

大腸内視鏡検査 約7,000円

大腸内視鏡+病理検査 約10,000円〜15,000円

大腸ポリープ切除術 約22,000~30,000円