◆ 内科 ・ 消化器内科 ◆

インフルエンザにかかった時の注意

抗インフルエンザウイルス薬の服薬の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザにかかった時に、異常行動を発現した例が報告されています。少なくとも発熱から2日間、保護者の方は自宅での転落等の事故に対する防止対策を講じることが必要です。こうした重度の異常行動は、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多く、発熱から2日以内に発現することが多いと知られています。

インフルエンザ検査で陽性と診断がついて、インフルエンザの治療を行った後、インフルエンザ陰性となったかどうか検査を実施する場合、保険診療ではできまぜん。

■皆様のかかりつけ医として内科全般を診療いたします

風邪、インフルエンザ、胃腸障害などの急性疾患から、高血圧をはじめとする生活習慣病などの慢性疾患まで、内科全般に幅広く対応しております。

症状によっては、専門の医療機関(大阪梅田メディカルセンター各クリニック)や総合病院など適切な病院へご紹介をいたします。

■生活習慣病全般の治療

生活習慣病には、高血圧や脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い疾患)、痛風などがあります。
これらは、食べ過ぎや運動不足といった日々の生活習慣の不摂生が原因の一つになります。
治療は、生活習慣の改善が基本となりますが、食事療法や運動療法以外に、喫煙、飲酒、睡眠時間、ストレス管理に至るまで、幅広く対処することで効果が出てきます。
必要と判断した場合には薬物療法も行います。

高血圧について

高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態です。
日本人にはとても多い病気で、40~74歳の人のうち男性は約6割、女性は約4割が高血圧と言われます。
放置すると、血管にストレスがかかり、動脈硬化が生じて狭心症・心筋梗塞・心不全といった心臓血管系の病気を招いたり、脳出血・脳梗塞や腎不全の原因になります。

高血圧は、自覚症状がないため、急に脳や心臓など命にかかわる病気を引き起こしてしまう可能性があります。

常日頃からしっかりと生活習慣や内服薬などで血圧をコントロールし動脈硬化を防ぐことが大切です。
特に血縁の方に高血圧の人がいる場合は、塩分の高い食事を控えたり、喫煙、飲酒過多、運動不足、ストレス環境などの生活習慣に気をつけましょう。

(上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上を高血圧と診断します。)

脂質異常症について

脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪(トリグリセリドなど)が、多い状態のことです。
以前は高脂血症といわれていました。
脂質異常症を放置すると、血管の内側に脂質が溜まり血がドロドロの状態になり、動脈硬化を起こしやすくなります。

脂質異常症も、高血圧同様に自覚症状がないため、ある日突然心筋梗塞を起こすことがあります。

治療は、日頃からしっかりと生活習慣や内服薬などで脂質をコントロールし動脈硬化を防ぐことです。
健康診断などで「脂質異常症の疑いがある」と指摘された方は、放置せずに早めに受診してください。

痛風について

痛風は、発症前に血中の尿酸濃度が高い状態が長く続きます(高尿酸血症)。
それを放置すると、尿酸が関節の中で固まって結晶になるために関節炎を起こし、足の親指の付け根などの関節が赤く腫れて痛み出します。
痛みは耐えがたいほどで、病名には下痢・「風に吹かれただけでも痛い」という意味合いが込められています。

この病気の良い薬も開発されたため、正しい治療を受け、生活改善をすれば、健康的な生活が送れます。
しかし放置すると動脈硬化を引き起こす危険性が高いので、痛みがなくても尿酸値が高い方は、早めに受診してください。


◆ 消化器内科(下痢・便秘など) ◆

下痢について

下痢とは水分量の多い便を頻回に来す状態です。
排便回数が増え、また腹痛を伴うことがあります。
①発症してから2週間以内に症状が消失する急性下痢
②発症してから4週間以上に渡って症状が持続する慢性下痢
の大きく2つに分けられます。

急性下痢の原因と症状

■ウイルスや細菌などの感染

ウイルス(ノロウイルス・ロタウイルス)、細菌(赤痢・コレラ・病原性大腸菌・サルモネラ・カンピロバクター)など

⇒軽い場合は数日で治ります。

細菌やウイルスの種類・重症度により血便が出たり、吐き気やおう吐、発熱、脱水などの症状が続きます。

成人の場合、通常保険診療でウイルス検査はありません。

便培養検査で起炎菌を知ることができますが、結果が1週間ほどかかりますので、細菌感染と考えられる場合は、抗生剤を内服して症状が改善するか経過をみることになります。(診断的治療)

■その他

薬やアレルギー、暴飲暴食、飲酒、神経性(ストレス)、寒冷など

慢性下痢の原因と症状

■過敏性腸症候群

⇒過敏性腸症候群は、慢性下痢の大半を占めています。検査では異常が見つからないのに下痢が続きます。
通勤や通学や旅行で乗り物に乗車した時や人と会う前などに突然腹痛がして下痢をおこします。
食事や精神的ストレスなどの影響で腸の感覚が敏感になり活発になると考えられます。

■炎症性腸疾患

潰瘍性大腸炎・クローン病

⇒消化管の炎症が慢性的に続く病気です。

■腫瘍

大腸がん・悪性リンパ腫

■慢性膵炎

⇒膵臓の炎症により膵液が減り、食べ物の脂肪が消化吸収させないのでギラギラした下痢便になります。

■糖尿病の合併症

⇒糖尿病により自律神経が乱れ消化管が不規則になり下痢・便秘を繰り返します。

■虚血性腸炎

⇒腸に血液を送る細い血管の血流が悪くなり腸の活動が低下します。突然の腹痛の後、血便が出ます。軽症の場合、自然と腹痛や血便はおさまります。

■薬の副作用

⇒抗生物質や抗がん剤などの副作用で下痢をすることがあります。


ヘリコバクター・ピロリ菌について

ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形の細菌で、慢性的な胃炎をひきおこし、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気の原因となります。

衛生環境が良くなかった年代の方に感染している方が多く、また乳幼児期の口移しなど父母からの経口感染が多いと考えられています。最近は感染している方は少なくなっており、大人になってから感染することはほとんどないと言われています。

 

当院で、現在ピロリ菌にかかっているかどうかの検査は、尿素呼気試験、便中抗原検査、迅速ウレアーゼ試験があります。

 

①尿素呼気試験

検査薬内服前後の呼気を調べる、簡単な検査です。精度が高く、所要時間は30分程度です。

検査は空腹で行います。検査前6時間以上、食事をとらないで下さい。お水・お茶は飲んで構いません。午前診の検査では朝食をとらずに、午後診の検査では昼食をとらずにお越し下さい。

 

②便中抗原検査

便に含まれるピロリ菌由来の抗原を測定します。精度が高く、除菌判定にも使うことができます。当院で検便容器をお渡し、自宅で便を採取、当院に容器を持参していただく手間があります。

 

③迅速ウレアーゼ試験

内視鏡検査中に胃の粘膜を採取し、試薬の色の変化で感染の有無を確認します。15分ほどで結果が出ます。

 

(注意)上記検査では、一部の胃薬などを服用している場合、検査結果が偽陰性になることがありますので、検査前2週間以上内服中止が必要です。またピロリ菌除菌後は4週間以上あけて検査を行います。

~偽陰性を生じる可能性のある薬剤~

① プロトンポンプ阻害剤(PPI) など

タケキャブ、タケプロン、パリエット、オメプラール、ネキシウム、ランソプラゾールなど

② 抗生物質

③ 胃粘膜保護剤

アルサルミン、ガストローム

④ ビスマス製剤

次硝酸ビスマス

 

④上記検査以外に、血液検査でピロリ菌にかかったことがあるかを調べる抗体検査があります。ピロリ菌治療が成功しても抗体陽性が続くことがあり、除菌後の判定には向いていません。

 

なお内視鏡検査中に行う迅速ウレアーゼ試験以外の検査は、結果が1週間ほどかかります。

 

一般的にピロリ菌検査を行うのは、内視鏡検査で胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍を認めたときです。ほか、早期胃がんの内視鏡的治療を行った場合、胃MALTリンパ腫を発症している場合、特発性血小板減少性紫斑病を発症している場合、ピロリ菌検査に保険が適用されます。それ以外に、人間ドックや検診など、自費で検査を受けることが可能です。自費検査でピロリ菌陽性とわかった場合、最近検査を受けていない方は、除菌治療前に内視鏡検査が必要です。

 

 

ピロリ菌除菌治療は、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗生物質の計3つの薬を127日間服用します。治療終了後、4週間以上経過してからピロリ菌が除菌できたかどうか検査します。除菌成功率は80%台と高いですが、除菌できなかった場合、薬を変えて再度治療できます。

飲み忘れをすると、除菌成功率が下がりますので、副作用がない場合はしっかり飲みきって下さい。

除菌治療の副作用として下痢、肝機能異常、発疹などがあります。特に発疹が強い場合、服用を中止し、医師にご連絡下さい。これまでに抗生物質アレルギーのある方は、服用できない場合があります。

 

 

ピロリ菌にかかったことがある方は、胃の状態によって早期に胃がんを発見するのが難しいことがあります。ピロリ菌の除菌治療により胃がんの発生率は減りますが、除菌後も定期的に内視鏡検査を受けて下さい。

 ピロリ菌の自費検査料金(税込)

抗ヘリコバクターピロリIgG抗体(血液) 1650円          
便中ヘリコバクターピロリ抗原 2200円
尿素呼気試験 5500円

食事と運動

目標とするBMIの範囲  (「日本人の食事摂取基準(2020年)」厚生労働省より)

年齢(歳) 目標とするBMI(kg/m2)
18~49 18.5~24.9
50~64 20.0~24.9
65~74 21.5~24.9
75以上 21.5~24.9

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

18.5未満がやせ、18.5以上25未満が標準、25以上が肥満と判定します。

 

 

動脈硬化疾患予防のための食事療法(動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版より)

1. 過食に注意し、適正な体重を維持する

・総エネルギー摂取量(kcal/日)は、一般に目標とする体重(kg)×身体活動量(軽い労作で25~30、普通の労作で30~35、重い労作で35~)を目指す。

2. 肉の脂身、動物脂、加工肉、鶏卵の大量摂取を控える

3. 魚の摂取を増やし、低脂肪乳製品を摂取する。

・脂肪エネルギー比率20~25%、飽和脂肪酸エネルギー比率を7%未満、コレストロール摂取量を200mg/日未満に抑える

・n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を増やす

・トランス脂肪酸の摂取を控える

4. 未精製穀類、緑黄色野菜を含めた野菜、階層、大豆および大豆製品、ナッツ類の摂取量を増やす

・炭水化物エネルギー比率を50~60%とし、食物繊維は25g/日以上の摂取を目標とする

5. 糖質含有量の少ない果物を適度に摂取し、果糖を含む加工食品の大量摂取を控える

6. アルコールの過剰摂取を控え、25g/日以下に抑える

7. 食塩の摂取はg/日未満を目標とする。